"ケストナーと「私たち」"展
2025-11-05


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映画「さよならベルリン またはファビアンの選択について」(2021ドイツ)を観た。Amazonプライムでだけど。
 原作はエーリヒ・ケストナーの「ファビアン あるモラリストの物語」なのだが、岩波書店でケストナーを巡る小さな企画展が行われているのを知り、前から気になっていたのを観ることにしたのだ。
 私はケストナーが好きだ。それが「終戦日記」を手にして以来、彼をなんというか、生身の人間としてという表現が正確かわからないが、尊敬する人になった。そういう人を尊敬することに幸福感を抱いた。彼がナチスから逃げずにドイツ、ベルリンに留まったことよ。
 私の持っているのは福武文庫版で高橋健二訳だ。文庫とはいえ大事な一冊だが、1990年に買ってお風呂に持ち込んでいたりしたので、ちょっと歪んでいるページがある。
 岩波書店での企画展はトリヤーのイラストやら、次を受け継ぐ人のや、特装のシリーズ本の展示やらで楽しかった。幸せな自分の学生時代のことなど思い浮かべながら見た。
 不幸な時代に生きた勇敢な人のことを思って、彼がいたことに感謝する。

 頭痛がする。後で推敲しないとダメっぽい。
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